プーノのケチュア族の民家を訪ねる

 シュスタニ遺跡(プーノ手前のプレインカの遺跡)の見学が早めに終わったので、ガイドのルベン氏が「今からケチュア族の民家に行きませんか」との提案。勿論大賛成で、「ペルー版夕食突然の訪問隊」となった。おりしも夕飯時で、ゆでたてアツアツのジャガイモをごちそうになった。

この家の奥さんが出迎えに出てきた。
一木一草ない荒野に、100坪くらいの敷地
ぐるりと石積みの囲いに日干し煉瓦の家が数棟建っている
かまどに火が入っていて、「火吹き竹」で火を起こしてみた

40年前の実家では、そうして私はかまどでご飯を炊く担当だった

燃料は家畜のフン よく燃える
数々のじゃがいも
ご馳走になったのは、しょうがのような節くれだったもので、さつまいもとじゃがいもの中間のような味
調味料は粘土を水で溶いたもの。しょっぱさのなかにミネラルがあるのか複雑な味
自家製チーズもご相伴に預かったが、高級チーズそのものでおいしい
チューニョ(天然フリーズドライじゃがいも)は小さな石のよう
寝室に入れてもらった

本物のアグアヨのシーツ

高山病(標高3200ぐらい)で大分お疲れの様子。
結局、この晩は夕飯もフォルクローレの生演奏もキャンセルし、早々と寝入ってしまった。残念
クイ(テンジクネズミ、モルモット)
クイの家
クイの家は人間の家と同じ作り
こういう「こころやさしさ」をみると、食用にもするのだろうけれども、ペットかそれ以上の仲間として接しているのだろう
突然僕達がやってきて、お母さんに「あっちへおいき」と言われ退散させられたた子供達

お母さんがいなくなると、興味深げに寄ってきた

「お菓子というもの」がなかったので、のど飴をあげた
ケチュア族の家をあとにし、今宵はプーノ泊まり

チチカカ湖のそばのホテルからみた、「チチカカの夜明け」



(この稿平成17年9月1日記す)


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